Butterbur

雑記ブログです。主に学んだ事のアウトプットがメインになります。

新たな脅威「Petya」とその対策について

http://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1706/29/l_yk_PetyaRansom_0.jpg

※画像はITMedia様から引用しています

こんにちは、フキです。

今日は最近猛威を振るっているマルウェア「Petya」について書いていきます。

少しでもセキュリティの参考にしてください。

「Petya」とは?

「Petya」とは今年の5月に猛威を振るったランサムウェア「WannaCrypt」の亜種とされています。

「WannaCrypt」と同じくWindowsの脆弱性「MS17-010」を突いて感染します。

今月の27日にウクライナやロシアで発見されて以降、瞬く間に世界中に感染しています。

またトレンドマイクロの情報では「MS17-010」以外にもPsExecといわれるツールとWMICというツールを用いていることが確認されています。

blog.trendmicro.co.jp

特にターゲットとなっているのは、「政府機関、銀行、電力会社」などがターゲットにされています。

ATMが感染している画像を見たときは、さすがにびっくりしました。

「Petya」については、複数の亜種が確認されており、それらが同時に複数一気に活動しているため、被害が一気に増えてしまっています。

そして、「Petya」に感染してしまうと、現状データをもとに戻す手段はありません。

またカスペルスキーでは、「Petya」はランサムウェアではなく、ワイパー(破壊行為を目的としたマルウェア)だといっています。

ちなみにマルウェアとは「悪意を持った動作を引き起こすソフトウェア」という意味で、コンピュータウイルスやランサムウェアなどが該当します。

「Petya」への対策

これだけ猛威を振るっている「Petya」ですが、感染しない為にすることは、

  • 最新のWindows Update を適用する
  • ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新にする
  • 定期的なバックアップを取得する
  • Flash Plyerなど脆弱性の多いソフトウェアは必ず最新版にアップデートする

という対策と

  • 不審なメールを開かない
  • 不審なメールの添付ファイルを開かない
  • 怪しいWebサイトにアクセスしない

となります。

いかに猛威を振るう「Petya」といえど、しっかりと対策を取っておくことで、感染のリスクをほぼ0%にまで下げることもできます。

こういった時こそ、準備と対策を忘れないようにしましょう。

まとめ

急激に被害が広がり注目されている「Petya」ですが、しっかりと対策をとれば、それほど恐れるものではありません。

自分の安心の為にも、しっかりとした対策を取りましょう。

しかし、この状況をみると5月に猛威を振るった「WannaCrypt」がテストかな?
と思うのは、考えすぎでしょうか?

では最後に改めてしっかりと対策をとりましょう。

参考情報

更新:感染が拡大中のランサムウェアの対策について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

続報・欧州を中心に甚大な被害、暗号化ランサムウェア「PETYA」の活動を詳細解析 | トレンドマイクロ セキュリティブログ

OSごと起動不可になるランサムウェア「Petya」亜種の感染被害が拡大中 - ITmedia PC USER

ExPetr/Petya/NotPetya:ランサムウェアではなくワイパー – カスペルスキー公式ブログ

最後に

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